コロナの影響で失業給付金等の雇用保険を使う人が増え、2023年4月からの雇用保険料が
値上がりします。健康保険料・介護保険料に続き、雇用保険料まで値上がりとはツライ。
給与から引かれる諸費用が増えたので、手取り額が減っていきます。涙
雇用保険料の変更点
労働者負担の労働保険料が0.5%から0.6%に引き上げです。
新しい保険料率は、4月1日以降最初に到来する締日より支給される給与から適用です。
当月末締め・翌月支払いの場合は5月に支給される給与の控除分から、
当月締め・当月払いの場合は4月に支給される給与の控除分から適用になります。
雇用保険料の計算方法
雇用保険料 = 対象の賃金 ✖️ 雇用保険料率(労働者負担)
計算式はとってもシンプルです。
給与明細に書いてある名称と金額を確認してみてください。
対象の賃金に含まれるものは、
○ 基本給・固定給等基本賃金
○ 超過勤務手当・深夜手当・休日出勤手当等
○ 技能手当
○ 調整手当
○ 賞与
○ 通勤手当
○ 特殊作業手当
○ 奨励手当
○ 扶養手当・子供手当・家族手当等
○ 宿、日直手当
○ 役職手当・管理職手当等
○ 地域手当
○ 住宅手当
○ 教育手当
○ 単身赴任手当
○ 休業手当
○ 定期券・回数券等
○ いわゆる前払い退職金(労働者が在職中に、退職金相当額の全部又は一部を給与や賞与に上乗せするなど前払いされるもの)
○ 雇用保険料その他社会保険料(労働者の負担分を事業主が負担する場合)
等
参考:愛媛労働局HP
注意!事業主が間違えやすい保険料の計算ミス
給料明細をもらって支給される金額だけを確認していませんか?
お金に関心のある人は、お給料から引かれている所得税や保険料など控除金額の多さに
ガッカリしているかもしれません。
雇用保険料や健康保険料など、金額が本当に合っているか確認した人はほぼいないのでは
ないでしょうか。私もこれまで一切疑うことをしませんでした。
でも、お金に興味関心を持ち、簿記を勉強してから自分のもらっているお給料を振り返ったとき
会社の計算が間違っている時もあると気がついたのです。
現在は給与計算ソフトを導入している事業主さんが多いと思いますが、その計算ソフトを
使用しているのは人で、利用者が間違った入力をすると当たり前のように間違った保険料が
算定されます。
つまり、保険料の計算ミスはまだ起こりうることなのです。
自分で計算するのを諦めて、パソコンや上司を安易に信じることはお勧めできません。
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