目次
学習ポイント
人は遺伝的に発達が決まっているのか、環境が与える影響が大きいのか、
はたまた、どちらも加算的に関わっているのか。
世界で唱えられている説を覚えることが” 教育 “のスタートラインです。
教育とは
《 生理的早産 》
ポルトマン 「人間はどこまで動物か」
生理的早産・・・人間は立つこともできない未熟な状態で生まれること
子宮外胎児・・・生後1年までの乳児、二次的就巣性(しゅうそうせい)
《 遺伝説 》
人の発達を左右するのは “遺伝的な素質” であるとする説、生得説(しょうとくせつ)
《 環境説 》
遺伝的な素質よりも” 生後どのような環境のもとで教育を受けるか” が、
人の発達に大きく影響するとされる説。
→アヴェロンの野生児、アマラとカマラ
《 輻輳説(ふくそうせつ) 》
ドイツ心理学者 シュテルン
” 遺伝的要因と、成長の過程で受ける環境要因が独立して加算的に精神の発達に関わる “
相互作用ではない。
保育士に関係するところ
保育の現場で「親がこうだから、家庭環境がこうだから子どももこうなって仕方がない」なんて、
保育士だけの経験・知識・個人的な価値観や、先輩保育士が言っているからと決めてしまうのは
本当に危ういです。
保育士は子どもの人権に十分配慮し、人格を尊重する必要があります。
子どもの養育者が乱暴な物言いで育児をしているとして、保育士も同じように接しないと
子どもに伝わらないのでしょうか。
専門職として従事する以上、親と子どもは別の人間、別の人格ということを忘れずにいたいです。
コメント