【保育現場】制作がはかどる手順5選

イベント毎に変わる制作活動
日々の保育に追われ、やっと迎えた休憩時間を削って作っていませんか。
サービス残業したり、自宅に持ち帰って作っていませんか。

パートさんに指示を出すにも見本を作らなきゃ、
他のクラスと違う制作を作ろう、
先輩と同じにならないように気を使って、、
制作が好きだから自分の好きな物を作りたい、など。
いろんな状況や気持ちがあると思います。

ただ、沢山の「しなくてはいけない」に縛られていませんか?
仕事として保育に携わる保育士さんに一度は読んでもらいたい、
壁面制作を効率的に進められる手順5選をご紹介します。

目次

固定概念の見直し

まず最初に保育士の当たり前を「本当にそうなの?」と見直してください。

Q. 制作の意味
Q. 制作をしないとどうなるか
Q. 色画用紙でないと本当にダメなのか
Q. 先輩や主任、園長に交渉するのを諦めていないか

[ 手放したい固定概念 ]
・0から作らなくてはいけない
・子どもに人気のキャラクターを似せて作らなきゃいけない
・他の保育士に可愛いと言われたい
・保護者受けの良いものを作りたい
・自分の時間を犠牲にして作っている

壁面制作がはかどる5選

キャラクターを卒業する

人気キャラクターを色画用紙でそっくりに作ろうと時間を割く保育士がいますが、これは完全自己満な時間泥棒です。
子どもが喜ぶかもしれませんが一時のこと。手作りのキャラクターが本物に近づくことはあってもコピーであることに変わりありません。

時間のかかるキャラクターと、うさぎなどのイラストを比べたときにキャラクターにこだわる理由はひとつもありません。よっぽどクラスに良質な保育が行き届いていて、それでも暇な保育士がいるとしたらキャラクター作りに時間を割いたら良いと思います。

自分が好きなものを作りたいという理由で自宅で業務外の作業をしますか。
他の保育士や保護者に可愛いと言ってもらえるのが嬉しいからと、一時の評価のために沢山の時間を費やしていませんか。

キャラクターはデメリットしかありません。早々に卒業しましょう。

フリー素材をカラーコピーで使う

下の手順なら、30分もあれば終わる作業です。
0から作らなくてはいけない、に解放されれば他の作業に時間を使うことが出来ます。

STEP
ネットでフリー素材を探す

フリー素材を使いましょう。著作権や肖像権の違反は色々とデメリットだらけ。
オススメできないですが、絵本をコピーするなりしましょう。利用は壁面だけにします。
営利目的で利用しない(お金もうけに使わない)ことが唯一の保身です。

STEP
カラーコピーする

コピー機の縮小・拡大の設定に最初は時間が掛かるかもしれません。
ここで諦めないで。人に聞くなり、調べるなりしてください。
機械は賢いし、絶対出来ますから。

STEP
はさみで切る

よく切れるはさみで切りましょう!作業時間が変わります。

STEP
ラミネートする

できるだけ角を合わせて、切る工程もできるだけ少なくなるようにしましょう。

STEP
壁面に飾る

あくまでもメインは子ども達の作品なので、少し控えめに飾りましょう。

ラミネートして使い回す

時間をかけて作った制作物を1度で終わってしまうのはもったいない。
ラミネートをして耐久性を上げて、何度でも使いましょう。

クラスを超えて使い回す

クラス毎で準備するものと思っていませんか?
自分が作った制作は自分だけのものと思っていませんか。

保育の仕事は保育園のための仕事です。
クラスで準備したものは個人の所有物ではなく、保育園のものになります。(どうしてか個人のものと思っている人が多い、、)

先輩から借りるには先輩の理解と、日頃のコミュニケーションや人間関係が必用になると思いますが、後輩がいたら良好な関係を作ってお互いの効率的な仕事のために制作物を使い回せたら制作の幅も2人分、それ以上に!
得意不得意を補いあって時間に余裕を作りましょう。そして、子ども達と向き合う時間を増やしていきたいですね。

壁面装飾をやめる

園長や主任と相談して壁面装飾をやめるという方法もあります。
すでに実施している保育園も多くあります。

[ 壁面装飾をやめた理由 ]
・人手不足や事務作業に追われ、子どもとの対面保育が疎かになるなら減らす
・子どもの視線が掲示物に向いて集中力が欠けるからやめる

理由は様々です。

職員会で議題に上げて、まずは話し合いからはじめてみてはいかがでしょうか。

保護者のリアルな視点

保護者は保育園の壁面をどう思っているかご存知ですか。

自分の子どもの作品を見ます

他の子の作品を見ます

自分の子どもの作品を見返します

制作の説明を読んだり、たまに制作の意図を考えます。(保育士のアラに気づいてしまうことも)
以上です。

つまり、保育士が作った壁面制作は見てないに等しいです。
だって興味があるのは我が子の成長だけです。
周りの子どもと我が子を比べることがあっても、保育士の成長は全く興味がありません。

保育士が手の込んだ壁面などを作っていたら、「時間に余裕があるんだな」とか「手先が器用な先生だな」くらいしか思いません。日頃の保育に不満を持っている保護者だったら、「こんなところに時間をかけず、もっと子どもに気を配ってほしい」と思ったりします。
つまり、どんなに頑張ったとしてもそれくらいの評価です。

優先順位と目的を考えよう

時間に追われて、とりあえず周りと同じように仕事していませんか。
作業している仕事の目的をちゃんと理解できていますか。
コレ無駄じゃない、と思っているのに先輩の目が怖くて妥協して作業していませんか。

働いている保育園にある伝統や習慣は「必ずしなければいけないもの」ではありません。
不要なものはすぐにでもやめて、より効率のよい方法で時間を有効活用したほうが保育園にとっても子どもにとっても有意義な時間になります。

古株の先生で、「これは今までもやっていて、やらなきゃいけない」となんの根拠もない理由でやらせようとする人がいます。たいてい、こういう人は自分はしないんですよね。
あなたの時間を奪うだけの人なので無視して、話を聞いてくれるまともな正職や主任・園長に提案をしましょう。

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この記事を書いた人

現役の保育士
子育て&フルタイム勤務中に自宅学習で資格取得
★保育士
★秘書検定準1級
★TOEIC710点

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