目次
「児童憲章」とは
・「児童福祉法」の理念をもとに、日本の子ども観について定められたもの。
・「日本国憲法」の精神に従い、児童に対する正しい観念を確立し、
すべての児童の幸福を図ることを目的としている。
・児童の権利を社会が保障するものとし、日本の児童家庭福祉の基本的理念が表されている。
・すべての児童に関する生活、養育の保障、教育を受ける権利、教育環境の保障、
適切な環境の保障、児童の保護など。
「児童憲章」全文
われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、
すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。
児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境の中で育てられる。
1947年 「児童福祉法」
1951年 「児童憲章」
保育士に関係するところ
子どもには人権が尊重され守られる権利があります。
ただ最近の虐待事件のように、いき過ぎた教育とされるものが
子どもの人権を侵害しています。
保育士が子どもをしつけとして外に出したり、食べることを強要したり、
言葉で傷つけることは絶対にしてはいけない行為です。
子どもは言葉も経験も発達も大人に比べ未熟です。
保育士は養護と教育を実施する立場として、自分のいらだちや意地悪な気持ちで
子どもを攻撃してはいけません。
子どもも大人と同じ人権があり、守られ尊重されるということを忘れずに
保育にあたります。
たとえ先輩保育士や園長など、上の立場から間違った指導があった場合でも
あなたが子どもの人権を疎かにする必要はないのです。
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